就職活動時の軸は3点ありました。1点目は、地元である神奈川県の周辺で働ける会社であること。2点目は、大学で学んだ機械工学の知識を活用できること。そして3点目に、自動車の先行開発の中でも特にCAE解析に携われることだったのですが、これらを網羅するのがワイズトレーディングでした。また、入社前に会社の先輩方とお話する機会が多々あり、若手の意見や希望などを受け入れてもらえる風土があると感じられたことで入社意欲はさらに高まりました。この会社であれば向上心を持って、共に成長していけると感じました。
想像していた以上に、人材育成に力を入れていることが印象深かったです。ヒューマンスキルに重きを置いており、基本的な挨拶から始まり、PDCAの効率的な回し方やそれらで得られる効果など、社会人として必要な考え方を身に付けることができました。その甲斐もあり、現在の仕事における姿勢や取り組み方にも学んだことが生かされ活かされ、学んでおいてよかったと感じています。また、テクニカルスキルを育む研修では、ハイエンドのCADを利用できたことが印象的でした。
自動車メーカーにて、スポーツカーブランドのレーシングカー開発に携わっています。具体的には、空力開発に携わっており、車の周りの空気の流れを制御して、自動車をより速く、より高性能に作り上げることに注力しています。このプロジェクトには6年ほど携わっており、レーシングカーをつくるチームメンバーとの連携で、これまでにさまざまな車を開発してきました。レーシングカーは300km/hほどスピードが出るので、普通の車の形状だと、コーナーなどで曲がる際に横転してしまいます。そのため、いかにうまく形状をつくっていくかシミュレーションを日々重ねています。また、レーシングカーは、レースに参加するためにさまざまな認証を得る必要があるため、それぞれの大会のレギュレーションに則った車づくりをすることも重要です。
大学の頃から関心の高かった自動車の先行開発業務に携わることができ、非常にやりがいを感じています。現在は、それまではあまり見る機会のなかったレーシングカーに携わっており、数年後のレースに向けて新製品を開発しています。自分が開発に携わった車両が世界中で活躍している姿を見られることは大きな魅力と感じています。レーシングカー開発は、異なる領域とのチームワークが大切です。「自分の好きなように」ではなく、様々な課題を解決するため試行錯誤して完成にたどり着くのは、ものづくりの大きな醍醐味であると感じています。
世界中で開催されているレースで、自分が開発に携わった車両が活躍する姿を見るのは何度経験しても感慨深いです。開発に携わった車両に触れたり、サーキットでレースの準備作業を見学したり、ほかでは味わえないような経験もできました。開発に携わった車両の運転席に座らせて頂いたりもしました。一台の車両をつくるために、非常に多くの人が関わっています。いつも意見が一致するわけではありませんし、いろいろな困難があります。それでもレーシングカーづくりは決して一人ではできませんし、完成したときはチームメンバーとの絆がより深まり、また次のレーシングカーづくりも頑張ろうと思えます。
今後は、解析の業務やAIを使ったデータ分析などの技術を磨いて技術者としてもチームを牽引できるようになっていきたいです。そして、若手社員の成長をサポートしていけるような存在になることが目標です。 当社は一人ひとりの成長を促すような風土があり、人を大切にする会社です。若手社員の活躍も目覚ましく、新卒でも自信を持って仕事が出来るよう、知識を習得するための研修に力を入れています。新たに研修用カリキュラムづくりのプロジェクトも発足しており、私もその推進に携わっています。私自身が先輩方に教えてもらった分、今度は私が若手人材のサポートができる存在になりたいと思います。そして、みんなで楽しく車づくりをしていきたいと思います!